色々と。
調子に乗っていろいろ弄ってみる
[ 2012/01.09 17:15 ] 〈でいばいでい。〉
2011年下半期ニコマス20選
募集期間
2012年 1月1日〜1月9日
基本レギュレーション
・対象は2011年下半期(7月1日〜12月31日)に公開されたニコマス作品
・自身のセレクトを20作品以内でブログ及びマイリストにて公開
・1Pにつき1作品
※作品と一緒にP名を表記していただけると非常に助かります
動画は投稿日順です。
アイマス2 「魔弾 〜Der Freischütz〜」(Short ver.) プロジェクト・フェアリー
hicoP
T.M.Revolutionの曲の中でも結構好きなのがこれ。
そんな動画あったらマイリス直行ですよ。
クオリティも申し分ないと思う。
ダンスとかとても丁寧に合わせていると思います。
Short ver.ということで気軽に見れるとこもGOOD!
イイモノあげる、暗闇で
ひゅんP
ここまでマイディアヴァンパイア(たぶん
今回数少ない『Novelsm@ster』枠の1つです。
あの可愛らしいきゅんぱいからどうしてこんな話が書けるのかっていうね。
ちょっとアングラな感じが俺にはどストライクでした。
オチも結構気に入ってます。俺も吸血されたいものです。
アイドルマスター×Hyper→Highspeed→Genius Heavenly Kiss
東洋人P
ergソングコラボPVのタグを追ってたら出会った動画。
フェアリーってタグにあったけど、お姫ちんが多くて嬉しかった!
サビに入る瞬間に衣装が変わるとこがすげーイイ。
曲のテンポとダンスの相性もイイ感じです。
動画見てる時に「かっけぇ」としか言ってなくてやばい。
春香
uhhoP
RADWINPSの『One man live』とか俺得すぎて。
レンガの壁面にうっすら映ってるのとか、演出的な意味で結構気に入ってる。
とか思ってたら…っていうインパクトのある動画でした。
初見で( ゚д゚)ポカーンとしたのもいい思い出?w
終盤の春香さんの頭にティアラが乗ってるのも細かい演出だけど、イイと思います!
アイドルマスター2 貴音『flow』 - school food punishment
TiltP
空間作りが、とても丁寧だった。
流れてくるコメントでもこんなようなこと言ってる人が多かったけど。
同意せざるを得ないよね。
こう、光の演出が凝ってる動画はついつい見とれてしまう。
水族館っぽいとこの響の笑顔がお気に入りです。
アイドルマスター Anything Goes!
takasiP
OOO、実はまだ観れていないけど、選んじゃった。
アニマスの映像を上手く合わせてると思う。
OPの走ってるシーンとか、ダンスシーンとか。
曲のテンポも相まって、観てる人に元気をくれる動画だと思いました!
Happy_Barthday!…なんちゃって笑
魔王のことがめちゃくちゃ大好きなんだからね!!
ディスベルP/泥滑P
このシリーズ、地味に好きだったりする。
っていうかこの魔王エンジェル、可愛すぎでしょう。
愛に溢れてるよね。流石の聖地タグ。
そんな俺も正直マイリスぶち込んでから何回も見てしまっているのですがw
もはや日課?…だがしかし俺にはお姫ちんがry
【ノベマス】アイドル大運動会 〜その一言は地獄〜【短編】
ハリアーP
ある意味、俺がニコマスにどっぷりハマるきっかけになったハリアーP。
この動画を選んだ理由は、やっぱりオールスターだったから。
再生時間も30分近いという大作。というか名作。やっぱり迷作。
ハリアーP作品のキャラはみんな好きです。でも戦闘系の皆さんは正直怖いw
とりあえず、春香さんの表情には毎回笑わせてもらってます。
【MAD】 また、走り出す。 【Jupiter】
k:AkiP
今回、俺のイチオシがこれです。思わずCD借りてきたレベル。
途中、3羽の烏が羽ばたいてるカットが印象的なこの動画。
ちゃんと悲しい時には悲しいって伝えてよ、千早。
ちゃんと嬉しいって時には嬉しいって笑えよ、冬馬。
歌詞とのシンクロと、終盤50秒のJupterのダンスシーンが秀逸。
アイドルマスター 空気力学春香サンと少年の詩
わるつP
『空気力学少女と少年の詩』
まさかこの曲で動画作ってくれるニコマスPがいるとは…。
動画のシンプルさが曲と合ってると思うのは俺だけだろうか。細かいところもよく合わせてるな、と。
何より、春香さんで動画作ったところに共感せざるを得ない。
仮に自分が同じ曲で動画作るなら、彼女で作るだろうから。まあ、作れないんですけどね!
『 TimeLimit / midnightPumpkin 』
ふらうP
俺の中では、珍しいと思った千早とやよいの組み合わせ。
曲の雰囲気とダンスがめちゃ合ってる。見てて楽しいので選ばせていただきました。
別に20選に選ぶことを『強いられて』たわけではない。ちょっと面白かったけどw
千早が笑顔で歌って踊ってるの見てると、こっちも嬉しくなるよね。
疲れた時に、元気をもらいました。
アイドルマスター 「sweetgravity」
FRISKP
友人らが最後まで迷ってたらしい動画の1つ。
もうね、最初に見たときのインパクトがアレだったので俺はこれに決めてました。
流石、お洒落番長やでぇ…とかしみじみ呟いてしまうレベル。
若干、こういう演出に近いことをかじったことがあるのですが、もうやばい。
なにがやばいって最早、やばいとしか言えないのがやばい。流石、お洒落番長やでぇ…。
カラフルメモリーズ
魔汁P
Perfumeちょっと聴こうかなって思いました。
サムネのいおりんが可愛かった、というのがこの動画を見たきっかけ。
再生ボタン押した後に「ふおぉ…」ってなりました。ドミノが倒れる演出がすげーキレイ。
シチュエーションもたまらん。いおりんが可愛すぎて生きていくのが辛い。
にしてもいおりんってホント表情豊かだよね!
アイドルマスター the pillows「No surrender」
怒首領蜂P
竜宮+律ちゃんメインなこの動画。
竜宮小町と律ちゃんを応援したくなります。
ストーリー性があって好き。PS3版の竜宮シナリオなんだろうか。
終盤の全員集合してからがたまらない。伊織の肩を叩くやよいがもう!
最初は衣装バラバラなのに、最後はみんなお揃いになるのがグッとくるよね。
oath sign
(ゆウゆ)P
ワイヤードマリオネットは友人らには不評気味だったけど、俺は割と好きだよ。
騎士っぽいデザインがこの曲とマッチしてるんじゃないかと。
ダンスの合わせ方もいいと思うけど、俺が印象に残ったのは表情の使い方だなぁ。
動画の尺は短めだけど、疾走感は素晴らしいよね。
千早いじめのタグがないのにはちょっと笑ってしまった。
アイドルマスター2 貴音さん達 vs CORNELIUS 『MOON WALK』
versusP
衣装が可愛かった。ウサミミ+コウモリ羽の組み合わせがやばい。
ダンスに合わせて耳と羽がピコピコ動くのが可愛くて…よく動くだけに、上手いと思った。
なんか、こう、色々と刺激される動画だったのは言うまでもない。
映画のワンシーンにこういうのがありそう。SFチックなやつで。
こんなアイドルたちにイタズラされてぇ…。
∩(>ヮ<)q < はなまるでーーーす!!!
ぐっさんP
愛ちゃんはかわいい。
PS3で愛ちゃん使えるようになったことだし、愛ちゃん動画は入れようと思ってました。
素材も少ないだろうに、これだけ作ったのが凄い。という理由で選ばせてもらいました!
いちいちバーストの愛ちゃんが可愛くてもう、こんにゃろう!って感じ。
∩(>ヮ<)q < はなまるでーーーす!!!
【アイマス】 M@SSIVE WONDERS 【im@sコラボPV】
艦長P
知ってる曲だ、と思って観て、惚れ込んだ動画。
紅い衣装がカッコいいよね。曲との相性も良い。
真美にピントが合うところがシンプルだけど結構カッコいい演出。
美希=フェイト、真美=なのは、春香さん=はやて、みたいなコメがあったけど。
そういう風に作ったのだろうか。色々と凄い。
【MAD】アイドルマスター DRE@MING!!
face's氏
こう、散りばめられた素材を上手くまとめてるよね。
アニマスのカットとか、杏仁先生の例の絵とか。
街のTVにアイドルたちが映ってたり、壁面にポスターが貼ってあったり。
途中で出てくるランキングも相まって、現実との区別が…って。
ちょっとあのランキングには笑ってしまったw
AMAMI HARUKA IS LIGHTNING
めいろっくP
最後はこれ。
雰囲気が凄く好みでした。
春香さんの存在感がやばい。マジもんの妖精を見た、と錯覚した。
それを演出してるのは光だと思うんですが、光らせ方がとても印象的。
曲のイメージともマッチしてて、もう、色々とアレ。やばい。
以下、サムネ1選。
【アイドルマスター】 きゅんっ!熊春香ガール 【春香似'11】
isciaP
正直一目惚れでしたw
なんていうか、熊。すごく、熊。
蟹動画の中では結構気に入ってますw
よくもこれだけの素材を集めたものです。
そして動画のやっつけ加減がいちいち面白いw
[ 2010/10.30 03:12 ] 〈しょーとすとーりー。〉
少し憂鬱な気分になりながら。
ベランダで一人、紫煙を吐きだす。
この煙と一緒に、胸の中の言葉を吐き出せたらいいのに。
そんな風に思いながら。
「それ、やめないんですか?」
ベランダから部屋に戻ると。
悩みの種からそんな言葉を投げかけられる。
「今のところ、やめる予定はないな」
ああ、今しがた吸ってきたばかりなのに。
・・また吸いたくなってきた。
やめた方がいいってのは分かってる。
でも、なかなかやめれそうにない。
「・・・そうですか」
人の部屋の床に寝そべり。
人のノートパソコンを独占している彼女は。
誰が聞いてもそっけなく、そう答えた。
心の中だけで、頭を抱える。
同じ空間に居るはずなのに。
彼女がどこか遠いところにいるように感じた。
「値上がりしましたよ」
「6回に1回我慢すれば、前と変わらないらしいぜ」
手を伸ばせば届く距離に居るのに、こんなにも遠い。
「でも、お金がもったいないですよ」
「金なんて、働いて稼げばいいだろ」
世界で一番彼女に近い場所に居るはずなのに。
「うー。身体に悪いじゃないですか!」
「知るかよ。長生きなんてするつもり、ないからな」
・・・言ってみて、はっとする。
いつの間にか彼女は俺の方に振り向いていて。
厳しい表情で俺のことを見ていた。
その瞳がうっすらと潤んでいるのは。
俺の体のことを気遣ってくれているからなのだろうか。
何にせよ。
俺は言ってはいけない言葉を口にしてしまったらしい。
「・・・もういいです!」
二つに結わえた彼女の髪が乱暴に揺れる。
そして、その視界から俺の姿は消えた。
世界で一番彼女に近い場所に居た俺は。
世界で一番彼女に遠い場所に居るらしい。
「・・・やめるときは、決めてるんだけどな」
柄にもなく、心の中にしまった言葉を吐きだしてみる。
何気なく呟いたはずのそれは。
彼女にとっては心底意外なものだったようだ。
「・・・そうなんですか?」
視線こそ俺の方を向かないまま。
それでも俺は、彼女の心を振り向かせることはできたらしい。
「まあ、そうだな。決めてる。うん、決めてる」
歯切れの悪い、曖昧な返事。
はっきりと決めてると断言できないのは。
その理由を彼女に伝えることを躊躇っているからでもある。
この言葉を彼女に伝えたら。
声を出して笑うだろうか。
この言葉を彼女に伝えたら。
・・・縮まらない距離が、少しは縮まるのだろうか。
「・・・」
彼女は、俺の言葉を待っている。
「恋人が・・・恋人が出来たらさ。やめようと、思ってるんだ」
少し頬を赤くしながら。
照れ隠しにそっぽを向きながら。
俺は自分の心の中をさらけ出した。
いつの間にか、俺は。
彼女の視線を独占していた。
「ふふっ」
結った髪が小さく揺れている。
彼女もまた、俺の視線を独り占めしていた。
「笑うなよ」
乱暴に頭を掻きながら。
精一杯の抵抗として、非難の言葉を浴びせる。
「すいません」
彼女はまだ笑っている。
「だから、笑うなって」
「すいません・・・ふふっ」
「お前、絶対笑うのやめる気ないだろ」
呆れと諦めが混じった溜息をつく。
「でも、ちょっと羨ましいですね」
「・・・何が」
「誰が言ってもやめないのに・・・」
その沈黙のところに収まるはずだった言葉を。
何となくだが察してしまった。
近くて・・・でもとても遠いこの距離を。
もどかしく感じていたのは自分だけではなかったのだと、気がついた。
ポケットに突っ込んだ紙の箱を取り出す。
ほんの僅かに躊躇って。
しかしそれをくしゃりと手の平で潰した。
「・・・なあ」
その言葉は彼女と俺の心を繋ぐはずの、小さな小さな架け橋。
近いけど、とても遠い、彼女と俺の距離を結ぶはずの、小さな小さな架け橋。
「なんですか?」
ゆっくりと立ち上がり、ふらふらと歩く。
そして、彼女に背を向けたまま。
まだ中身が入ったその紙の箱を、ゴミ箱へと投げ捨てた。
ありがとうと、心の中だけで伝える。
彼女との距離を遠ざけたはずのそれは。
彼女の心を近づけてくれたのだから。
でも・・・もうそれは必要ない。
吸うための金なら稼げるが。
彼女と一緒にいる時間は稼げるものじゃない。
それを吸う時間すらも惜しい。
そんな時間があるのなら、彼女と一緒にいたい。
だからこそ、俺は彼女にその言葉を伝える。
「・・・乃莉。俺、『やめる』から」
それは俺の中で、精一杯のプロポーズ。
その言葉に隠れた本当の意味が、彼女に伝わればいいな。
そう思いながら。
俺は、ゆっくりと彼女の方へと振り向いた。
ベランダで一人、紫煙を吐きだす。
この煙と一緒に、胸の中の言葉を吐き出せたらいいのに。
そんな風に思いながら。
「それ、やめないんですか?」
ベランダから部屋に戻ると。
悩みの種からそんな言葉を投げかけられる。
「今のところ、やめる予定はないな」
ああ、今しがた吸ってきたばかりなのに。
・・また吸いたくなってきた。
やめた方がいいってのは分かってる。
でも、なかなかやめれそうにない。
「・・・そうですか」
人の部屋の床に寝そべり。
人のノートパソコンを独占している彼女は。
誰が聞いてもそっけなく、そう答えた。
心の中だけで、頭を抱える。
同じ空間に居るはずなのに。
彼女がどこか遠いところにいるように感じた。
「値上がりしましたよ」
「6回に1回我慢すれば、前と変わらないらしいぜ」
手を伸ばせば届く距離に居るのに、こんなにも遠い。
「でも、お金がもったいないですよ」
「金なんて、働いて稼げばいいだろ」
世界で一番彼女に近い場所に居るはずなのに。
「うー。身体に悪いじゃないですか!」
「知るかよ。長生きなんてするつもり、ないからな」
・・・言ってみて、はっとする。
いつの間にか彼女は俺の方に振り向いていて。
厳しい表情で俺のことを見ていた。
その瞳がうっすらと潤んでいるのは。
俺の体のことを気遣ってくれているからなのだろうか。
何にせよ。
俺は言ってはいけない言葉を口にしてしまったらしい。
「・・・もういいです!」
二つに結わえた彼女の髪が乱暴に揺れる。
そして、その視界から俺の姿は消えた。
世界で一番彼女に近い場所に居た俺は。
世界で一番彼女に遠い場所に居るらしい。
「・・・やめるときは、決めてるんだけどな」
柄にもなく、心の中にしまった言葉を吐きだしてみる。
何気なく呟いたはずのそれは。
彼女にとっては心底意外なものだったようだ。
「・・・そうなんですか?」
視線こそ俺の方を向かないまま。
それでも俺は、彼女の心を振り向かせることはできたらしい。
「まあ、そうだな。決めてる。うん、決めてる」
歯切れの悪い、曖昧な返事。
はっきりと決めてると断言できないのは。
その理由を彼女に伝えることを躊躇っているからでもある。
この言葉を彼女に伝えたら。
声を出して笑うだろうか。
この言葉を彼女に伝えたら。
・・・縮まらない距離が、少しは縮まるのだろうか。
「・・・」
彼女は、俺の言葉を待っている。
「恋人が・・・恋人が出来たらさ。やめようと、思ってるんだ」
少し頬を赤くしながら。
照れ隠しにそっぽを向きながら。
俺は自分の心の中をさらけ出した。
いつの間にか、俺は。
彼女の視線を独占していた。
「ふふっ」
結った髪が小さく揺れている。
彼女もまた、俺の視線を独り占めしていた。
「笑うなよ」
乱暴に頭を掻きながら。
精一杯の抵抗として、非難の言葉を浴びせる。
「すいません」
彼女はまだ笑っている。
「だから、笑うなって」
「すいません・・・ふふっ」
「お前、絶対笑うのやめる気ないだろ」
呆れと諦めが混じった溜息をつく。
「でも、ちょっと羨ましいですね」
「・・・何が」
「誰が言ってもやめないのに・・・」
その沈黙のところに収まるはずだった言葉を。
何となくだが察してしまった。
近くて・・・でもとても遠いこの距離を。
もどかしく感じていたのは自分だけではなかったのだと、気がついた。
ポケットに突っ込んだ紙の箱を取り出す。
ほんの僅かに躊躇って。
しかしそれをくしゃりと手の平で潰した。
「・・・なあ」
その言葉は彼女と俺の心を繋ぐはずの、小さな小さな架け橋。
近いけど、とても遠い、彼女と俺の距離を結ぶはずの、小さな小さな架け橋。
「なんですか?」
ゆっくりと立ち上がり、ふらふらと歩く。
そして、彼女に背を向けたまま。
まだ中身が入ったその紙の箱を、ゴミ箱へと投げ捨てた。
ありがとうと、心の中だけで伝える。
彼女との距離を遠ざけたはずのそれは。
彼女の心を近づけてくれたのだから。
でも・・・もうそれは必要ない。
吸うための金なら稼げるが。
彼女と一緒にいる時間は稼げるものじゃない。
それを吸う時間すらも惜しい。
そんな時間があるのなら、彼女と一緒にいたい。
だからこそ、俺は彼女にその言葉を伝える。
「・・・乃莉。俺、『やめる』から」
それは俺の中で、精一杯のプロポーズ。
その言葉に隠れた本当の意味が、彼女に伝わればいいな。
そう思いながら。
俺は、ゆっくりと彼女の方へと振り向いた。
[ 2010/07.06 22:37 ] 〈しょーとすとーりー。〉
…というセリフが。
土日を利用して超重神グラヴィオンシリーズを全話視聴していたら聞こえてきました。
…ねーよ。って笑い飛ばせるネタではなかった。
なんとなく。
だって面白そうじゃないですか。
とか言ってみる笑
配役的には…。
ひだまり荘の面々をパイロットとすると。
恐らくメインボディになるロボットに宮子。
胸パーツ&頭パーツになるのがゆのっち。
腕パーツになるのが沙英さん&ヒロさん。
足パーツになるのが乃莉となずな。
…ひだまり合神!!ごっどひだまりおん!!みたいな感じで。
んで。
司令官は校長先生。
副司令は益子先生。
吉野屋先生は…パイロットスーツとか作ってくれるんじゃないでしょうか。うん、衣裳係に決定。
桑原先生がメカニック。つーか技術者?
真美とか中山さんはオペレーター。
…意外と配役しっかりしてきたぞ。
恐らく夏目は味方のライバルパイロット。中盤くらいから合体出来るようになる的な。
機体名はひだまらいざーとか。
ごっどひだまりおんとひだまらいざーが合体するとそるひだまりおんになったり。
うんうん。いい感じ。
たっくんを出すなら。
きっと第三軍みたいな感じで出てくるライバルかなぁ。
夏目のメカと合体出来るようになったあたりから出てくる、新型に乗ってくるいけ好かない奴、みたいな。
たっくんの上司は大家さんとかいいんじゃないかなぁ。
うーん、機体名はひだまりばーとか?こう、エクスカリバー的な。
最初はライバルってことで。
ひだまり荘の面々と対立するんだけど。
終盤で協力して戦うことになったり。
日常生活で縁があったりなんかして。
最終話ではついにごっどひだまりおんとひだまらいざーとひだまりばーが夢の三体合体!!
あるてぃめっとひだまりおんとかになったりするんですよ、きっと。
…なんかちょっと面白そうに思えてきた笑
[ 2010/05.06 02:13 ] 〈しょーとすとーりー。〉
かつて、これほど頭を抱えたゴールデンウィークがあっただろうか。
今日は、5月4日。そして・・・明日は大切な日だ。
あの子と出会って、2度目の5月5日。それは・・・彼女の誕生日。
知らなかったとはいえ、去年は満足に祝ってあげられなかったことが悔やまれる。
・・・ということで、今年こそは、と意気込んでみたものの。
どう祝ってやればよいのかも。どんなプレゼントをあげれば喜ぶのかすらも。・・・分からない。
「・・・むぅ」
ノートパソコンを立ち上げて、それっぽいワードで検索をかけてみるが・・・。
検索結果はアクセサリーをはじめとするブランド品の数々。
「やっぱアクセサリーとかが無難なのか・・・?」
しかし、彼女は『誠意=値段』っていうことを考えるような女の子ではない。
逆に高価なものをプレゼントにしても、相手に気を遣わせるだけかもしれない。
あのアパートの住人達に聞いてみるのも手だとは思うが・・・。
そういうのって、ちょっと卑怯というか。フェアじゃないというか。
つまり、その、まあ・・・俺が恥ずかしいってだけなんだけど。
「逆に、手作りの料理を振る舞うとか」
・・・アウトだな。
料理上手な先輩がいる以上、被ってしまう可能性が高い。
てか、あの人の料理に勝てる気がしない。
外食に誘うってのも選択肢に浮かんだが・・・。
同様の理由で却下。きっとあいつ等はあのアパートでパーティを開くだろうから。
彼女たちのプランを乱すのも、申し訳ないしな。
何より、その誕パには既に招待されてるし。
「ってことは・・・どこかに出かけるっていう選択肢も外れるのか」
遊園地とか、喜びそうだと思ったんだけどな。
いや、見た目が子供っぽいからとかじゃなくて。
ほら、女の子ってそういうの喜びそうじゃん。
「・・・はぁ」
先ほどから、ため息ばかり。
このままじゃ、彼女のせっかくの誕生日を台無しにしてしまう・・・。
・・・いや、諦めるのはまだ早い。決して十分とは言えないが、時間は十分にあるんだ。
「・・・諦めて、たまるか」
そして俺は思考を巡らす。
頭の中に候補を次々と浮かべていった。
そのうち、こんがらがってきたので通学カバンの中からルーズリーフを取り出す。
箇条書きにして、書きなぐっていった。
そのルーズリーフを文字で埋めるのに、時間はかからなかった。
「―――やっぱり、アクセサリーかな」
プレゼントのイメージは決まった。あとは、何を買うかということだけ。
あの子に似合いそうなアクセサリーを探さなければならない。
今度は頭の中で彼女から連想されるものを探した。
あの子のチャームポイントと言えば、やっぱり『×』の形をした髪止めだろう。
それに近いアクセサリーを探せばいいのか。
「あとは、何を買うかだな」
単にアクセサリーといっても値段はおろか、物ですらピンキリだ。
イヤリングとか、ネックレスとか、リングとか。
候補は次々と挙がった。その中でも、あの子に似合いそうなものを考える。
「身長とか気にしてたから、ちょっと大人っぽいものがいいのかな」
それだったらイヤリングとか、リングがいいのか。偏見かもしれないが。
ただ、リングはサイズを知らないから・・・。
仮に買うならかなりの賭けになりそうだな。イヤリングとかにした方が無難かもしれない。
「・・・あれ?」
イヤリングって。あの子の髪型だと、耳が隠れてしまってないか?
それなのにイヤリングをあげるって、どうなんだ。
「やっぱ・・・ネックレスにしよう」
結局、さっきの候補の中で汎用性とファッション性の2点が良さそうなものに行き着いた。
予算は・・・給料3カ月分とか出せればカッコいいんだろうけど。
あいにくそこまでの余裕はない。学生の身分だし、それに見合った予算で良いんじゃないだろうか。
「・・・諭吉が2人と英世が4人か」
給料は毎回月末に振り込まれるので、今月はこれだけで過ごさなければならない。
家賃は親からの仕送りでもう払ってきたので、あとは生活費だけ。
いつもは多少余裕がある生活を送っているが。
今月はもともとこの日のために節約してきたし、その後も節約するつもりでいる。
少し高価なものを買ってあげることも十分に可能だ。
「そういや、街の方にアクセサリーショップがあったっけ」
女性向けのその店に入ったことはないものの。
下見ついでに外から見た限りだとそれなりに賑わっていた気がする。
あの店なら、良いものが見つかりそうだ。店員に相談してみればより手早く見つかるだろう。
「・・・よし」
プランが決まり、俺はほっと息をついた。
安心したら、なんか眠たくなってきたな・・・。
実のところ悩みに悩みすぎてここのところ十分に睡眠時間が稼げていなかった。
ふと、傍らに置いてある時計を見る。時刻は既に深夜。
明日の誕パは夕方位から。だが、俺は朝からプレゼントを探しに行かなければならない。
「・・・んー。明日も早起きだな」
頭を抱え、あちこちを走り回った忙しいゴールデンウィークだったが、明日を乗り切れば一安心だ。
明日のために今まで頑張ってきたんだ。明日は絶対に彼女の喜ぶ顔が見れるに違いない。
小さな満足感に包まれて、俺は気持ちよく、夢の世界へと旅立った。
「―――んんっ・・・うん?」
次の日。目覚めは良かった。
だが、良かったのは目覚めだけだった。
「・・・おい、おいおいおい」
時計を見る。時刻は正午どころか、夕方を回っていた。
目覚まし時計は止めた形跡がなく、鳴りっぱなしだったらしい。
・・・だが、それでも俺は目を覚まさなかった。
ゴールデンウィークはバイトの方も忙しかったからだとか。
ここのところ色々調べていて眠れていなかったとか。
そんなことは言い訳にならない。
「・・・嘘だろ」
あまりの衝撃に、漫画見たく頬を抓ってみる。勿論、小さな痛みを感じた。
だが、頬よりも・・・胸の奥が、チクリと痛んだ。
「嘘、だろ・・・?」
あの子の喜ぶ顔が見れるはずだったのに。
これじゃ・・・せっかくの誕生日が台無しだ。
俺は、目の前が真っ暗になり、何も考えることができなくなった。
「・・・畜生ッ」
今から、街まで走ったら間に合うかもしれない。
諦めるのはまだ早い。慌ててマイナスな思考を打ち消す。
パーティーには遅れてしまうかもしれないが、それどころではない。
その辺は先輩2人に連絡してフォローしてもらうとしよう。
俺は慌てて着替えを済ませ、財布を引っ掴み、部屋を飛び出した。
「―――嘘、だろ」
俺は放心しつつ、トボトボと帰路に付いた。
手当たりしだい、店という店を回ったが。
ほとんどがゴールデンウィーク休業だったり。
俺の手持ちでは手が届かないようなものしか置いてなかった店だったりと。
・・・すべて空振りだった。
時計を見ると、既にパーティーは始まってしまっていた。
「・・・ああ」
立ち止まって、空を見上げる。だが、空の上には月はなく、薄暗い雲で覆われていた。
それは・・・まるで、今の俺の心を代弁しているようで・・・。
なんとも後ろめたい気分に包まれながら、俺は歩き出した。
いまさら、彼女の誕生日パーティーに参加する気分でもない。
というか、あの子に会わせる顔がない。
「いや・・・怖いだけなんだろうな」
あの子の悲しむ顔を見るのが。あの子に・・・嫌われてしまうのが。
誕生日パーティーをすっぽかし、プレゼントすら用意できなかった。
自分が・・・情けない。帰りたくない。彼女たちと顔を合わせることができない。
ふと、どこかに消えてしまおうか、と考え始めたそのとき。
「・・・ん?」
自分のアパートの前まで来たところで、俺の部屋の前に人影が見えたに気がついた。
大方、先輩2人か金髪のクラスメイトだろう、と取りたてて気にすることもなく進んでいった。
「・・・おかえりなさい」
アパートの玄関を通り過ぎた所で、頭上からそう声を掛けられた。
そこにいたのは、思いもよらぬ人物で。いや、俺が考えたくなかっただけで。
あの子ならきっと、待っててくれたんだ。ずっと・・・待っていてくれたんだ。
俺は駆け足で階段を昇った。階段を昇りきったところで、彼女と向かい合う。
「・・・あの」
「心配、したんだよ?」
「・・・悪かった」
その謝罪の言葉の向けた先は。
彼女を心配させたことへなのか。
彼女へのプレゼントを用意できなかったことへなのか。
彼女の誕生日を台無しにしてしまったことへなのか・・・俺にも、よく分からなかった。
「メールしても、電話しても、連絡くれなかったから・・・」
すごく、心配したんだよ?と、彼女は小さく微笑んだ。
俺が帰ってきたことを、心の底から喜んでくれているかのように。
「・・・ごめんな」
「ちゃんと帰ってきてくれたから、いいよ」
「・・・プレゼント、用意できなかった」
「ううん・・・そんなの、いいよ」
「・・・誕生日パーティー、台無しにしちゃったな」
「そんなの、気にしないでいいの・・・」
彼女は俺の言葉に首を振り続けた。そして俺の顔を見つめて、また微笑んだ。
「巧くんが、ここにいてくれるから、いいの」
そう言って、俺に抱きついてきた。
彼女の温もりが、とても心地よかった。
寝不足だとか。バイト疲れだとか。憂鬱な気分すらも、癒されていった。
「みんな、怒ってるだろ?」
「ううん・・・心配してたよ。えへへ」
「・・・どうかしたか?」
「巧くん、あったかいなぁって」
「・・・あんま恥ずかしいこと、言うなよ」
俺は照れ隠しに頬を掻いた。
その時、不意に彼女が俺の手を見つめる。
視線の先にあったのは、俺の小指。
正しく言えば、彼女の瞳は、俺の小指に付けられたリングを捉えていた。
「・・・それ、もらっちゃダメかな?」
「誕生日プレゼントにか?こんなのでいいなら全然構わないけど・・・」
どうせなら、もっといいやつを・・・と言いかけたところで彼女がにこりと笑った。
「これがいいの」
「っ・・・」
そんな笑顔に、抵抗できるはずもなく。
「分かったよ。・・・ほら」
「えへへ・・・ありがとう」
リングを小指からはずし、彼女に手渡した。
ピンキーリングってだけあって、彼女の手でも入るかもしれないが・・・。
きちんと入るだろうか、という心配は、杞憂に終わった。
「・・・あ!」
俺の手渡したそのリングは、彼女の指にぴったりとはまった。
「どうかな、似合ってる?」
いつの間にか雲が晴れていたその空を背景に、彼女が俺に手を向けた。
月の光を背負った彼女は、とても魅力的で・・・。俺はアホみたいに口を開けたまま固まってしまう。
彼女にあげたそのリングは・・・薬指にはめられていた。
「・・・その」
「・・・えっと、ぴったりだったから、つい」
ダメかな?と俺に問う、心配そうな彼女の顔。
「いや、その・・・いいんじゃないかな」
「そ、そうかな・・・えへへ、嬉しいな」
彼女はほんのりと頬を赤く染めながらも、嬉しそうに目を細めた。
俺は、その横顔に見とれてしまっていた。しばらくの間、沈黙が続く。
「・・・みんな、待ってるんじゃないのか?」
やっとこさひねり出したその言葉には、色気もへったくれもなかった。
しかし、彼女はそんなことを気にせず笑っている。
「ううん。みんな待っててくれるって言ってくれたからもうちょっと二人でいたいな」
そして、二人で月を見上げた。
ひんやりとした風が心地よい。
このまま、この時間が永遠に続けばよいのに、と思いながら。
俺は彼女に言うべき言葉を忘れていたことを・・・思い出した。
「遅くなっちゃったけど、ハッピーバースデー」
「・・・うん!」
二人だけの誕生日。
台無しになってしまったかもしれないけど。
彼女が笑ってくれるのなら・・・まあ、いいか。
来年こそ、きちんとプレゼントを用意してあげよう。
そう胸に刻みながら、俺は・・・俺たちは、二人の時間を満喫した。
今日は、5月4日。そして・・・明日は大切な日だ。
あの子と出会って、2度目の5月5日。それは・・・彼女の誕生日。
知らなかったとはいえ、去年は満足に祝ってあげられなかったことが悔やまれる。
・・・ということで、今年こそは、と意気込んでみたものの。
どう祝ってやればよいのかも。どんなプレゼントをあげれば喜ぶのかすらも。・・・分からない。
「・・・むぅ」
ノートパソコンを立ち上げて、それっぽいワードで検索をかけてみるが・・・。
検索結果はアクセサリーをはじめとするブランド品の数々。
「やっぱアクセサリーとかが無難なのか・・・?」
しかし、彼女は『誠意=値段』っていうことを考えるような女の子ではない。
逆に高価なものをプレゼントにしても、相手に気を遣わせるだけかもしれない。
あのアパートの住人達に聞いてみるのも手だとは思うが・・・。
そういうのって、ちょっと卑怯というか。フェアじゃないというか。
つまり、その、まあ・・・俺が恥ずかしいってだけなんだけど。
「逆に、手作りの料理を振る舞うとか」
・・・アウトだな。
料理上手な先輩がいる以上、被ってしまう可能性が高い。
てか、あの人の料理に勝てる気がしない。
外食に誘うってのも選択肢に浮かんだが・・・。
同様の理由で却下。きっとあいつ等はあのアパートでパーティを開くだろうから。
彼女たちのプランを乱すのも、申し訳ないしな。
何より、その誕パには既に招待されてるし。
「ってことは・・・どこかに出かけるっていう選択肢も外れるのか」
遊園地とか、喜びそうだと思ったんだけどな。
いや、見た目が子供っぽいからとかじゃなくて。
ほら、女の子ってそういうの喜びそうじゃん。
「・・・はぁ」
先ほどから、ため息ばかり。
このままじゃ、彼女のせっかくの誕生日を台無しにしてしまう・・・。
・・・いや、諦めるのはまだ早い。決して十分とは言えないが、時間は十分にあるんだ。
「・・・諦めて、たまるか」
そして俺は思考を巡らす。
頭の中に候補を次々と浮かべていった。
そのうち、こんがらがってきたので通学カバンの中からルーズリーフを取り出す。
箇条書きにして、書きなぐっていった。
そのルーズリーフを文字で埋めるのに、時間はかからなかった。
「―――やっぱり、アクセサリーかな」
プレゼントのイメージは決まった。あとは、何を買うかということだけ。
あの子に似合いそうなアクセサリーを探さなければならない。
今度は頭の中で彼女から連想されるものを探した。
あの子のチャームポイントと言えば、やっぱり『×』の形をした髪止めだろう。
それに近いアクセサリーを探せばいいのか。
「あとは、何を買うかだな」
単にアクセサリーといっても値段はおろか、物ですらピンキリだ。
イヤリングとか、ネックレスとか、リングとか。
候補は次々と挙がった。その中でも、あの子に似合いそうなものを考える。
「身長とか気にしてたから、ちょっと大人っぽいものがいいのかな」
それだったらイヤリングとか、リングがいいのか。偏見かもしれないが。
ただ、リングはサイズを知らないから・・・。
仮に買うならかなりの賭けになりそうだな。イヤリングとかにした方が無難かもしれない。
「・・・あれ?」
イヤリングって。あの子の髪型だと、耳が隠れてしまってないか?
それなのにイヤリングをあげるって、どうなんだ。
「やっぱ・・・ネックレスにしよう」
結局、さっきの候補の中で汎用性とファッション性の2点が良さそうなものに行き着いた。
予算は・・・給料3カ月分とか出せればカッコいいんだろうけど。
あいにくそこまでの余裕はない。学生の身分だし、それに見合った予算で良いんじゃないだろうか。
「・・・諭吉が2人と英世が4人か」
給料は毎回月末に振り込まれるので、今月はこれだけで過ごさなければならない。
家賃は親からの仕送りでもう払ってきたので、あとは生活費だけ。
いつもは多少余裕がある生活を送っているが。
今月はもともとこの日のために節約してきたし、その後も節約するつもりでいる。
少し高価なものを買ってあげることも十分に可能だ。
「そういや、街の方にアクセサリーショップがあったっけ」
女性向けのその店に入ったことはないものの。
下見ついでに外から見た限りだとそれなりに賑わっていた気がする。
あの店なら、良いものが見つかりそうだ。店員に相談してみればより手早く見つかるだろう。
「・・・よし」
プランが決まり、俺はほっと息をついた。
安心したら、なんか眠たくなってきたな・・・。
実のところ悩みに悩みすぎてここのところ十分に睡眠時間が稼げていなかった。
ふと、傍らに置いてある時計を見る。時刻は既に深夜。
明日の誕パは夕方位から。だが、俺は朝からプレゼントを探しに行かなければならない。
「・・・んー。明日も早起きだな」
頭を抱え、あちこちを走り回った忙しいゴールデンウィークだったが、明日を乗り切れば一安心だ。
明日のために今まで頑張ってきたんだ。明日は絶対に彼女の喜ぶ顔が見れるに違いない。
小さな満足感に包まれて、俺は気持ちよく、夢の世界へと旅立った。
「―――んんっ・・・うん?」
次の日。目覚めは良かった。
だが、良かったのは目覚めだけだった。
「・・・おい、おいおいおい」
時計を見る。時刻は正午どころか、夕方を回っていた。
目覚まし時計は止めた形跡がなく、鳴りっぱなしだったらしい。
・・・だが、それでも俺は目を覚まさなかった。
ゴールデンウィークはバイトの方も忙しかったからだとか。
ここのところ色々調べていて眠れていなかったとか。
そんなことは言い訳にならない。
「・・・嘘だろ」
あまりの衝撃に、漫画見たく頬を抓ってみる。勿論、小さな痛みを感じた。
だが、頬よりも・・・胸の奥が、チクリと痛んだ。
「嘘、だろ・・・?」
あの子の喜ぶ顔が見れるはずだったのに。
これじゃ・・・せっかくの誕生日が台無しだ。
俺は、目の前が真っ暗になり、何も考えることができなくなった。
「・・・畜生ッ」
今から、街まで走ったら間に合うかもしれない。
諦めるのはまだ早い。慌ててマイナスな思考を打ち消す。
パーティーには遅れてしまうかもしれないが、それどころではない。
その辺は先輩2人に連絡してフォローしてもらうとしよう。
俺は慌てて着替えを済ませ、財布を引っ掴み、部屋を飛び出した。
「―――嘘、だろ」
俺は放心しつつ、トボトボと帰路に付いた。
手当たりしだい、店という店を回ったが。
ほとんどがゴールデンウィーク休業だったり。
俺の手持ちでは手が届かないようなものしか置いてなかった店だったりと。
・・・すべて空振りだった。
時計を見ると、既にパーティーは始まってしまっていた。
「・・・ああ」
立ち止まって、空を見上げる。だが、空の上には月はなく、薄暗い雲で覆われていた。
それは・・・まるで、今の俺の心を代弁しているようで・・・。
なんとも後ろめたい気分に包まれながら、俺は歩き出した。
いまさら、彼女の誕生日パーティーに参加する気分でもない。
というか、あの子に会わせる顔がない。
「いや・・・怖いだけなんだろうな」
あの子の悲しむ顔を見るのが。あの子に・・・嫌われてしまうのが。
誕生日パーティーをすっぽかし、プレゼントすら用意できなかった。
自分が・・・情けない。帰りたくない。彼女たちと顔を合わせることができない。
ふと、どこかに消えてしまおうか、と考え始めたそのとき。
「・・・ん?」
自分のアパートの前まで来たところで、俺の部屋の前に人影が見えたに気がついた。
大方、先輩2人か金髪のクラスメイトだろう、と取りたてて気にすることもなく進んでいった。
「・・・おかえりなさい」
アパートの玄関を通り過ぎた所で、頭上からそう声を掛けられた。
そこにいたのは、思いもよらぬ人物で。いや、俺が考えたくなかっただけで。
あの子ならきっと、待っててくれたんだ。ずっと・・・待っていてくれたんだ。
俺は駆け足で階段を昇った。階段を昇りきったところで、彼女と向かい合う。
「・・・あの」
「心配、したんだよ?」
「・・・悪かった」
その謝罪の言葉の向けた先は。
彼女を心配させたことへなのか。
彼女へのプレゼントを用意できなかったことへなのか。
彼女の誕生日を台無しにしてしまったことへなのか・・・俺にも、よく分からなかった。
「メールしても、電話しても、連絡くれなかったから・・・」
すごく、心配したんだよ?と、彼女は小さく微笑んだ。
俺が帰ってきたことを、心の底から喜んでくれているかのように。
「・・・ごめんな」
「ちゃんと帰ってきてくれたから、いいよ」
「・・・プレゼント、用意できなかった」
「ううん・・・そんなの、いいよ」
「・・・誕生日パーティー、台無しにしちゃったな」
「そんなの、気にしないでいいの・・・」
彼女は俺の言葉に首を振り続けた。そして俺の顔を見つめて、また微笑んだ。
「巧くんが、ここにいてくれるから、いいの」
そう言って、俺に抱きついてきた。
彼女の温もりが、とても心地よかった。
寝不足だとか。バイト疲れだとか。憂鬱な気分すらも、癒されていった。
「みんな、怒ってるだろ?」
「ううん・・・心配してたよ。えへへ」
「・・・どうかしたか?」
「巧くん、あったかいなぁって」
「・・・あんま恥ずかしいこと、言うなよ」
俺は照れ隠しに頬を掻いた。
その時、不意に彼女が俺の手を見つめる。
視線の先にあったのは、俺の小指。
正しく言えば、彼女の瞳は、俺の小指に付けられたリングを捉えていた。
「・・・それ、もらっちゃダメかな?」
「誕生日プレゼントにか?こんなのでいいなら全然構わないけど・・・」
どうせなら、もっといいやつを・・・と言いかけたところで彼女がにこりと笑った。
「これがいいの」
「っ・・・」
そんな笑顔に、抵抗できるはずもなく。
「分かったよ。・・・ほら」
「えへへ・・・ありがとう」
リングを小指からはずし、彼女に手渡した。
ピンキーリングってだけあって、彼女の手でも入るかもしれないが・・・。
きちんと入るだろうか、という心配は、杞憂に終わった。
「・・・あ!」
俺の手渡したそのリングは、彼女の指にぴったりとはまった。
「どうかな、似合ってる?」
いつの間にか雲が晴れていたその空を背景に、彼女が俺に手を向けた。
月の光を背負った彼女は、とても魅力的で・・・。俺はアホみたいに口を開けたまま固まってしまう。
彼女にあげたそのリングは・・・薬指にはめられていた。
「・・・その」
「・・・えっと、ぴったりだったから、つい」
ダメかな?と俺に問う、心配そうな彼女の顔。
「いや、その・・・いいんじゃないかな」
「そ、そうかな・・・えへへ、嬉しいな」
彼女はほんのりと頬を赤く染めながらも、嬉しそうに目を細めた。
俺は、その横顔に見とれてしまっていた。しばらくの間、沈黙が続く。
「・・・みんな、待ってるんじゃないのか?」
やっとこさひねり出したその言葉には、色気もへったくれもなかった。
しかし、彼女はそんなことを気にせず笑っている。
「ううん。みんな待っててくれるって言ってくれたからもうちょっと二人でいたいな」
そして、二人で月を見上げた。
ひんやりとした風が心地よい。
このまま、この時間が永遠に続けばよいのに、と思いながら。
俺は彼女に言うべき言葉を忘れていたことを・・・思い出した。
「遅くなっちゃったけど、ハッピーバースデー」
「・・・うん!」
二人だけの誕生日。
台無しになってしまったかもしれないけど。
彼女が笑ってくれるのなら・・・まあ、いいか。
来年こそ、きちんとプレゼントを用意してあげよう。
そう胸に刻みながら、俺は・・・俺たちは、二人の時間を満喫した。
[ 2010/05.04 03:33 ] 〈しょーとすとーりー。〉
ひだまりSS主人公、たっくんの設定というか補足的なもの。
ご想像にお任せします。
ってのはあんまりやりたくなかったので補足でもしてみる。
巧。
ひだまりスケッチ5巻現在、高校2年。
バドミントンはそれなりに出来る。
たぶん、喫煙者。タバコの増税には泣くと思う。
現在は黒髪だけど、一時期金髪だった時期がある。原因はブリーチしたときに居眠りこいたってだけ。
誰のルートに入るかで大きく性格が変わる…気がする笑
姉が一人いる。姉のおかげで微妙に世話焼きなところがある。
血液型はたぶんAB型。A型とB型を足して2で割った感じ。
ご想像にお任せします。
ってのはあんまりやりたくなかったので補足でもしてみる。
巧。
ひだまりスケッチ5巻現在、高校2年。
バドミントンはそれなりに出来る。
たぶん、喫煙者。タバコの増税には泣くと思う。
現在は黒髪だけど、一時期金髪だった時期がある。原因はブリーチしたときに居眠りこいたってだけ。
誰のルートに入るかで大きく性格が変わる…気がする笑
姉が一人いる。姉のおかげで微妙に世話焼きなところがある。
血液型はたぶんAB型。A型とB型を足して2で割った感じ。

